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zoom RSS 【剱岳】もう登らないかも…? ('14.8.14-15)

<<   作成日時 : 2014/08/24 17:33   >>

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今夏の遠征山行は、
木村大作監督の
2009年の映画「剱岳点の記」を見て以来 気になっていたし、
今年の立山が舞台の「春を背負って」のラストシーンの
メリーゴーランドショットにも度肝を抜かれていたので、
室堂から剱岳へ行ってみようということに。


が、しかし
今年のお盆も太平洋高気圧が弱っちく、
天気予報がイマイチだったので、
出発するかどうか直前まで迷ったんだけど、
天気が悪かったら、
美女平・弥陀ヶ原の散策でも良いし、
もうちょい足を伸ばして加賀百万石の金沢観光に変更でもいいじゃん。
と、
わりきって、
13日早朝、お墓参りをすませ、片道10時間の旅へ。

ちなみに、
ガソリン代の高騰・ETC割引率の変更で、
遠征費による家計へのダメージをやわらげる為、
今回は東北自動車道を使わず、
建設途中で途切れ途切れだけど、
無料区間のある日本海東北自動車道を利用。
到着予定時間は、90分くらい伸びるんだけど、
なんとETC料金が半額ぐらいになっちゃいます。
つか、
高速道路無料化とかの話どーなったの?


ま、
そんな感じで、
ガソリン代も節約のためエコ運転でやっとつきました富山。
とおーい。
ほんと 遠かった。
朝早く出発したのにもう日暮れ間近。
まずは、運転疲れとエアコン冷えを解消しに、
『つるぎふれあい館・アルプスの湯』 で、入浴。
あとはゴハン食べてコンビニで買出しして、
一日終わっちゃいました。
んで、
立山駅へ移動し車中泊。


翌 14日。  4時起床。
天気予報サイトで剱岳山頂のピンポイント予報確認。
夕方までは曇り。 15日も曇り。 ギリチョンお天気もちそう。
それに立山駅で室堂ライブカメラを見ると高曇りで立山見えてる。
決行デス。

ケーブルカーは6:00の始発をWeb予約してあったので、
チケットも別窓口で並ばず発券して貰い、乗り場へ。

高原バスの乗り継ぎに時間があるはずなんだけど、
臨時バスが出ていてロスなく乗車。

そして
【7:19】
室堂ターミナルに着くと、

じゃーん。  
立山がお出迎え。 びゅーてほー。
これだけで 来たかいがあるってぇーもんです。

さっそく、

室堂平の石畳を別山方向へ。

みくりヶ池に映りこんだ立山を撮ろうとしたら、

山頂が雲に・・・。

この石畳、

思ってたよりアップダウンあるのね。

血の池地獄に、地獄谷。
 
そんな立山曼荼羅の世界を歩いていくと、

カラフルなテント群



雷鳥沢キャンプ場。

テントの間を抜けたら、

沢を渡って、新室堂乗越から別山乗越へ。

雷鳥坂を登らなかったのは、
 

 




こちらのコースは地図にお花畑マークが付いていたから。
コースタイムも同じだったしね。

途中、新室堂乗越で間食休憩して


【10:06】

ガスの中の剱御前小舎(別山乗越)。

予定では、
剱澤小屋経由で宿泊予約している剣山荘へ。
の、つもりだったんだけど、
看板見間違いで、剱御前山腹のトラバースルートへ入っちゃいました。

2〜3分で気づいたんだけど、
コースタイムもそんなに違わないので、
剱澤小屋経由は戻りに使うことにして、そのまま ゴー。

途中 雨はパラパラあたる程度のガスの中を歩いていると、

あらわれたー!!


          山頂は?  ぎりぎり見えてるの? 見えてないの? どっち?




ど、
ど迫力ぅー!

んで、

剱沢の隙間から見える後立山。
奥 左から、
チロっとみえるのが白馬岳、
手前に八つ峰の稜線があって、鑓ヶ岳・不帰瞼・唐松岳・五龍岳。
だと思うんだけど・・。










【11:15】

剣山荘 到着。    14日の行動は、ここまで。

宿泊の手続きをしたら

小屋前で昼食。

部屋に戻って、うたた寝していると、
13時になって、シャワールーム使用可の放送。
石鹸類は使えないけど、ちょーサッパリ。
なぜか 男子は並んで順番待ちだったけど、女子はガラガラ。

さっぱりしたところで、2度目の昼寝。
起きて、
売店で缶チューハイ買って、飲みながらオヤツ。
まだ夕飯まで時間余って3度目昼寝。

要は、
やることなくって、
時間 もてあまし 食っちゃ寝 なのです。
やることないとはいえ、
山頂への往復の間は
廊下の荷物棚に荷物をデポって置いてもいいと確認してたので、
置いてくもの、持って行くものの整理しておかなくちゃ。
でも、時間あまった。

そんな時のために、
家からウォークマン持ってきてたんだけど、
車に置き忘れて、
相方に、めちゃめちゃ怒られる。   我慢。忍耐。

【17:00】
ようやく、

晩御飯。

昼寝もたっぷりしちゃったので、眠くならないし、

小屋前に出てみたり時間つぶしの模索。

あ!
そうだ。
外に出たついでに、天気予報見てみよう。
auは屋内は通じないけど、小屋の外では電波3本。
山頂ピンポイント予報は、
6時曇り 9時晴れ 12時晴れ 15時晴れ。
風は強めだけど、期待持てそう。


外は冷えてきて、
食堂に行ってみると、
映画『剱岳点の記』の登山ガイドをやっていた方がいて、
宿泊者の御要望らしく、
ガイドさん交えて、撮影ドキュメンタリー『剱岳撮影の記』っていう映画

の、DVD鑑賞会 はじまりました。
ボクたちも便乗して鑑賞。
天気予報も悪くなかったし明日に向けてボルテージ上がりまくりデス。
一方、プロ野球見たい方は早く終われとヤキモキしてた模様。

そんなふうに時間はつぶれ 消灯時間 まぢか。
寝る前に外に出て空を見ると、
風もおさまり、星空広がってました。
天の川も ばーん と見えていて、期待に胸を膨らまし、
部屋に戻って、就寝といく筈が。

相方のイビキは今回なかったんだけど、
左右に1名ずつ結構な音量の持ち主いました。
良く聞くと
片方の方、イビキの合間に息止まってる・・・、
    ・・・睡眠時無呼吸症候群じゃないですか!
無呼吸状態を計ってみたら、60数えれるんですけど。。
それも結構な頻度で起こってるの。
気になるんだけど、
小屋の混み合いもなかったし、
ミズノのブレスサーモの寝具は寝心地が良くって いつの間にやら、
ぐーすかぴー。
普段 相方のイビキで鍛えられてたから免疫あったもよう。


15日
【3:00】起床。
天気はまずまずなものの、風はびゅーびゅー。

すばやく準備できた他の人はヘッデンつけて出発してるんだけど、
ウチは、

朝食代わりの弁当を小屋で食べ、
トイレも不安無きようきばって、
なんやかんや時間かかり、
ヘッデンなしでも歩ける明るさになっていて、

【4:46】 出発。

朝焼けにシルエットで見えるのは、五龍岳・鹿島槍ヶ岳 カナ。

頭には、

前日小屋受付時に借りたレンタルヘルメット(500円/1名)

日の出前

後立山の朝焼けを見ながら、

まずは、

一服剱めざして標高あげていくと、

剱沢も

すっかり明るく。

いよいよ、

本格的な鎖場の連続へ。

一服剱あたりに着くと、

すげー。
大日三山の峰にかかったガスに、剱岳山頂のブロッケンが!
後光の虹が神々しい初ブロッケンが、あの剱なんて、
な なんか
カンドーナンデスケド。

ブロッケンが できてるガスの右下に

富山湾に流れていく早月川(タブン)

振り返ると、

朝日浴びる剱沢。

前方に


画像

画像
前剱が どーん。

前剱 登りかけから後ろを見ると、

剱御前。

鎖場 どんどん来ますよー。  集中集中。








鉄のブリッジは、

風が強かったんで、
後ろは誰もいないし人目気にせず お尻ズリズリしながら通過。

















いよいよ

カニのタテバイ です。

で、

スイマセン。

タテバイの写真撮り忘れてました・・・。

天気が良いわけじゃないんで、
ボクが最後尾。 予想してた渋滞は出来てません。
時おり 強めの吹き降ろしの風が通るので、
岩に体を張り付けしのぎ、風が弱まったら進んでクリア。

ガイドブックでは、

タテバイをクリアしたらラクチンみたいに書いてあったけれど、
そんなことないじゃーん。
鎖はないけど、ガラガラ岩場で気は緩められないの。


早月尾根ルートと合流して、

【7:35】
着きましたよー 頂上。

濃霧デシタ。

最近復活した社殿の前、



居合わせた方々で、記念写真の撮りあいっこ。

濃霧は解消しないようなんで、

映画の題材の肝だった 三角点を確かめて、

下山開始し

山頂を振り返って、

下山路の難所

カニのヨコバイ。
一歩目は右足と聞いていたので、
覗き込んだ後、見当をつけて爪先を捻り込んで、
つつ つい と進んでクリア。


トイレ舎過ぎて





前剱が間近になってきたころから、

濃霧から雨が本格的に。

風が強いので
ザックカバーを使うと体が振られそうなんで使用せず。
カッパの下は 履こうかと思っているうちに、
雨脚が強まって、どしゃ降り。
もう手遅れ。
雨が足を伝わって靴の中まで浸水。
けど、
さすがウール靴下 濡れても冷たくないの。
こんなにビッショリしたことなかったので、
初めてウールの性能を体感しました。

鎖場も終盤。

気を緩めず集中集中。

以前通っていたクライミングジムで
「センスあるねー」
と、
言われていた相方と、
けっしてそんな褒め言葉を頂けなかったワタクシ。
本日は特に速度に差があったわけですが、

「雨 強なってきたし、小屋まで もう待たへんで」
と、
言い残し、
とっとと行ってしまいました。

で、
この終盤になって
あれ?
鎖場にかかるとキッチリ左右交互に
手がかり足がかりになるようホールドが
岩に刻んでいることが結構あるのに気づいちゃいました。
気づくのが遅かった・・・。
もう相方の姿が見えませぬ。


剱岳は岩の塊だから保水力がないと聞いていたけど、
そのとおりで、
登山道があっという間に小川になっちゃいました。
しかも、
斜度があるもんだから結構な勢いの流れで
小石が転がされていくんだけど、
その時のカラカラという音が 「心臓に悪いよ。」
と、
ひとりブツブツ言っていると
【10:13】

剣山荘見えてきました。

んで、
ここでカメラが濡れて起動しなくなってしまって以下写真なし。

無事 相方と合流し
濡れてなかったカッパズボンに着替え、
デポっておいた荷物も回収し
食堂の中に入り、
カレーライス 二つと、うどんは一つ注文し昼食。
ボクが辛いのが苦手なのは知っているはずなのに、
相方が、分け合う予定の うどんにたっぷり一味を入れだしてショック。
辛いの我慢して食べ終え
濡れた靴に再度足を突っ込み
今度はザックカバー使い 室堂まで もう一踏ん張り。

歩き出しだけ とっても寒かったんだけど、
体があったまってくると寒さを感じなくなったので、
 「さっき うどんに一味たくさん入れたのは
         体を温めるつもりで だったの?」
と、
相方に訊いてみると、
目が泳いだ後 間があって、
 「そ、
    そうや。 もちろんや。」
だってさ・・・。

あとは、
相方に置いてけぼりになりながら 黙々歩いて、
剱沢キャンプ場→別山乗越→雷鳥坂→雷鳥沢キャンプ へと。

石畳に入ったら気が抜けたせいか
ターミナルまですんごく長〜く感じるよ。

ビニールカッパの観光客をよけつつ風雨に耐え

【14:30】
ようやく室堂ターミナルに到着。

室堂ターミナルの売店とか見て回りたかったんだけど、
全身 ずぶずぶ だったので、諦め。
バスの時間を確認しに行くと、

「もうすぐ出るから。」
と言われ、乗車することに。
乗る前にザック重さを計ると12キロ。
なんで?
荷物減っているはずなのに?
雨を吸い込んで増量してましたよ。
あとでザックの中を見るとフリースとか着替えが全部びしょびしょでした。
ザックカバー 猛烈な雨に負けてたのネ。
雨で濡れて重くなっての手荷物料金300円  ・・・ガックシ。

さぁ、バスへ。
と、
思ったら、「カッパは脱いで」と 言われたんだけど、
相方、
「下に着ていた服は濡れて脱いで カッパの下は何も着てないです。」
と、キッパリ。
タオルでふきふきで勘弁してもらい乗車。

立山駅に着いたら
室堂より どしゃ降りになっていて、びっくり。

駅前の酒屋さんでゴミ袋買って濡れた荷物入れて、
ようやくマイカーに、帰還。

入浴は、グリーンパーク吉峰

晩御飯は、
もう 高速に乗っちゃって、
有磯海SAで富山ブラックをたべて そのまま車中泊。






下山直後は、
切れ立った岩場に鎖場がたくさん。おまけに風雨の行程もあり
緊張緊張の連続と、怖さ で、 剱岳だけは、
また登りたい。
って、思える山じゃないなー。
なんて思っていたんだけど、数日たった今。
あれ?
また行ってみたくなってる自分を発見。
そんな
不思議な魅力のある山デシタ。






おしまい。



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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
すごーい!
剱登頂おめでとうございます!
悪天候の中の下山はさらに怖いのでは〜
画像を拝見してやっぱり私には無理〜って再認識!

>カッパの下は何も着てないです。
とキッパリ言っちゃう相方さんの
女気にほれぼれ〜(笑
mikko
2014/08/26 00:41
mikkoさま
あれ?
mikkoさんは剱行ってませんでした?
鎖さえ握っていれば大丈夫と自己暗示かけると行けると思います。タブン。ボクはそれだけで行けましたもの。
雨は難所を終えた後だったんで怖さはなかったです。

>女気にほれぼれ〜
じつは、
相方の故郷の友達にガチ山女子がいるんですけど、
惚れ惚れするような男前だなっていう感性の持ち主なんです。類は友を呼ぶんでしょうね。
ぼんいぢ
2014/08/26 21:55
自分達も頂上はガスガスで展望ナシでしたが、
ぼんいぢさんみたいに「また行ってみたくなってる」
なんて思いもしませんよ!

うどんに一味たくさん入れたのは
  体を温めるつもりで・・・、
やっぱ〜 会長はやさしいわ〜  


トシちゃん
2014/09/01 21:23
トシちゃん様
アルプス遠征の時は、
トシちゃんsanaeさんのレポを参考にするのですけど、剱岳は、トシちゃんが立てたという11日間の超長期計画。ぜんぜん参考になりませんよ!
ハード過ぎます。デカザックであのヨコバイとか信じられません。

また行ってみたいとは書きましたけど、
登ってみたいかどうかは・・・。
剱岳の全容を見てないないので、
とりあえず、別山あたりから眺めてみたいなー。
なんて思います。休みを長くとれるなら仙人池から裏剱を眺めるのもいいなぁ。なんて地図見ながら妄想しています。

一味・・・・、
ホントの理由どうなんでしょ?
ぼんいぢ
2014/09/02 21:05
すごい、すごい!
まさかこんな天気の中歩かれたとは思いませんでした(^^ゞ
もう登らないかも・・・って凄くよくわかります(^^ゞ
私はもういいです、キッパリ!^^;
富士山同様眺める山かなぁ〜、私にとって!
タテバイは通っていないですけど行く気しないです(汗;
それにしてもずぶぬれでお疲れ様でした。
ご無事に下山されて本当に良かったですね。

今更のコメントでゴメンナサイ^^;
自分のをアップするだけでもうアップアップなこの頃、その後ドッと疲れが出て一息つく間がなくすぐ週末で^^;
どんだけどっぷりなんだ?な山サイクルで・・・^^;
回復力落ちてきてるのにね(笑;

今年の夏は東北に行けなかったから、秋に行けたらいいな・・とは思っているのですが、どうなりますか^^;
sanae
2014/09/10 22:01
sanaeさま
こんばんはー。
秋。 東北に来ちゃいます?
と、
いいますか、
岩手は、すでに秋です。
今年は涼しくなるのが早くて、
朝晩はちょっぴり寒いくらいで、
虫もリンリンコロコロ鳴きだしました。

剱は仰るとおり眺める山としてもいいみたいですね。
雑誌とか見てたらいろんな角度からの写真ありますもんね。
時間があったら立山からいろいろ廻って見たいです。

それにしても、
sanaeさんたちは、毎年ながら怒涛の夏の山旅でしたねー。ホントびっくり。 数日後にレポを纏めちゃうのは尚ビックリ。
寝る時間取れてますか?
お体に気をつけてくださいね。

東北遠征の際はご一緒できたら嬉しいです。
ぼんいぢ
2014/09/12 22:20

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