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zoom RSS 【沢尻岳・大荒沢岳】知らさぬが仏。(2009.10.25)

<<   作成日時 : 2009/11/03 10:20   >>

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岩手・秋田県境の和賀山塊北側にある沢尻岳(1260m)と大荒沢岳(1313.4m)。
山と渓谷社「新・岩手県の山」に紹介されているものの、
ネットで最近の山行記録を探して見た感想。
「荒れてね?」
特に夏季の記録とか拝見するとスゴそうなんだけど。
でも、
ガイド本に掲載されている写真を見ていたら、
山頂付近は森林限界超えで爽快な稜線歩きが出来そうで、
藪を掻き分けてでも、是非とも歩いてみたくなってきた!!
で、
落葉も始まったこの時期ならまだマシだと思ってチャレンジしてみることに。
が しかし、
問題は、相方。

相方は、和賀山塊嫌い。
和賀山塊といえば、マタギの活躍する山域としても有名だし。
豪雪地帯のため、標高は低くとも雪に削られた峰々は、急峻。
昨年6月の和賀岳山行での冷急流 和賀川渡渉へのボヤキは記憶に新しい。

実は、今回も
熊生息地域・急登・渡渉の三拍子そろってたりするのに、
おまけに、藪ってるなんて 事前に教えたら、
「ヤダ!」
って言うに決まっているので、藪ってることは伏せておくことに。
『秘儀! 問題は先送りの術』デス。
この秘儀は、相方と付き合ううちに体得。
ちなみに、
問題が相方に発覚した場合は、『そらとぼける』という術を使うんだけど、
コッチは なかなかに難しく、高次元の技術が必要。

さて、
不安だらけの山行のはじまりです。



まず第一の関門は、登山口まで。
なんと、ガイド本によると、
橋の無い二つの沢を越える林道を通らなければ登山口に辿り着けないらしい。
って、
どんな道なの?
と、
思っていたら、一つ目は こんな感じででした。 (動画は、帰りに撮影。)

流れの幅はあったものの浅瀬でなんとか通過。

二つ目の沢は、

幅は狭いもののデコボコが激しそうで、
ワゴンR子ちゃんには過酷そうなので、沢手前にあった路肩に駐車。
そこから登山口までは目と鼻の先。

そんなわけで、
雪解け水の無い秋だし、数日前までまとまった雨もなかったので、
心配していた渡渉は、無事クリア。
たぶん夏ごろだったら、
一つ目の沢手前で車は止めて、靴を脱いで渡渉していたかも。


【9:20】

沢に阻まれて、ここまで来られる車種は限られる登山口の駐車スペース。


牧草地の左端を。


牧草地の奥までは、ゆるゆる。


【9:30】

牧草地から樹林に入ると、
いきなり細い尾根の急登のはじまり。


キッツい急坂だけど、いい感じの紅葉。


体温上昇。 フリース脱いで調節。


あれ?

意外に、藪ってないな。
不思議。


木々の隙間から、右側に岩手山が出現。

やっぱりだ。

ぜんぜん藪ってない。 秋に来て正解だった。
バカ正直に、相方に藪情報を教えなくて良かった。
問題先送り成功みたい。
ケ・セラ・セラ。
と、
思いながら、見事な紅葉の中の急登で、ひと汗ふた汗。


【10:00】
雫石・和賀の郡境上にある「郡界分岐」到着。

分岐といっても、
今歩いてきた道と これから進む道の一本しか見当たらない。
右から合流する道は、荒れ放題。


振り返ると、眼下に旧沢内村。

依然 急坂なんだけど、
幸い ちょうど良い間隔で 倒木があり、ベンチ代わりになって、
休み休み急登問題もクリア。

そうそう、
今回は熊鈴を二人それぞれ持ってジャラジャラ鳴らしまくり。
おかげで、熊問題もクリア。
ま、そのせいで、他の動物達にも一切逢えずじまいだったんだけど。


標高1000m手前あたりからだと思うんだけど、
あたりの樹木は、ほぼブナ一種で落葉も完了済。
でも、
まだまだ、一直線の急登は つづく。


【10:31】
「前山分岐」到着。

この分岐も、先程同様。 分岐とは名ばかりで一本道。

牧草地を過ぎてから この分岐まで、ずぅーっと ジグザグなしの一直線急登。
しんどかったデス。


樹木も矮小化して空が近くなってきた感じ。 


前山分岐からは数箇所湿地があったけど、
秋という季節のせいなのか グジュグジュ無し。


ふと登山道のある尾根から一段下がった所を見ると、
小さい湿原とその中にこれまた小さい池溏を発見。
おまけに遠景に早池峰と薬師岳。


沢尻岳直下は草付で、

東側の展望がバツグン。
クリックで拡大
コレ全部岩手県の山。 やっぱ、岩手って イイ!!


【11:34】
沢尻岳到着。

県境分岐になっているんだけど、
ここも合流する道は荒れ荒れ。というか、道がわかんない。


西側:左が本日最終目的地の大荒沢岳。
   真ん中が朝日岳。(一般登山道は無いみたい)


西よりの南側:高下岳・根菅岳・和賀岳 方面。

そんな山頂からの展望を動画でドーゾ。

で、
肝心の沢尻岳のピーク部分なんだけど、潅木に阻まれて行けなさそうなんで、
標識前で、ちょこっと長めの休憩したら、
お尻に根が生える前に、大荒沢岳に向けて出発。

沢尻岳から大荒沢岳への稜線。

ここがガイド本の写真を見て、歩いてみたいと思った箇所。
べりーはっぴぃー。


だまされるもんか。  と、思った あからさまな偽ピーク。


ホントの山頂直下は、見事な草付の斜面。


【12:20】
大荒沢岳 到着。

こちらのピーク部分も ご覧のとおり潅木に覆われてました。

けど、先行者のグループの方達がいて、
標識の裏から藪を掻き分けて行ける事を教えていただき、
GPS片手に三角点さがしへ。

うっすら踏み跡を、この辺がピークかなってところまで進むと、
さらにうっすらした右に90度曲がる踏み跡を発見。

2〜3mすすんで、藪の中にしゃがんでみると、三角点ありましたー!

標識前まで戻ってくると、
これまた、先行者の方に、

和賀岳の右肩に 鳥海山が見えてるよ。  って、教えてもらいました。

先行者のグループが下山開始したあと、ゆっくり休憩。

根菅岳方面を見ると意外に縦走路がクッキリしていて、
案外荒れてなさそうに見えて、歩いてみたい意欲モリモリ。
こりゃ、家に帰ったら地図見て計画たててみよー。
って、思ったのであります。
当然、相方には まだこの考えは臥せておきますとも。


【12:55】
大展望を味わいながら下山開始。
クリックで拡大
遠目に裸地化してそうに見える沢尻岳頂上部分を見ると、
潅木で行けないと思っていたのに、
さっきの先行者のグループが立ってるんだけど。


【13:29】
そんなわけで、
潅木の下をしゃがんで眺めまわしていると、
ありましたよ踏み跡。
遠目に見たとおり山頂部は裸地化した広場になってました。

岩手山バックで、山名看板と図根点の石杭。 

これが、

今年最後の森林限界超の眺めになるかも。

あとは、タッタカターと来た道を下山ッス。

たぶん雪の重さでグネグネに曲がった枝を持つ矮小化しているブナ。


【14:06】

前山分岐通過。


【14:22】

郡界分岐通過。

ここからは、
日の差す角度のせいか朝より色鮮やかに見える 極彩色の紅葉を満喫。













【14:41】
紅葉満喫しながらの急坂の下りを終えて、

牧草地へ。


牧草地も良い感じで日を浴びてました。


【14:49】
登山口のシンボルの 大きいカツラの古木が 見えてきて、

ようやく  下山完了。

登山口には、
登山者届けを入れる箱。 中の据え置きの届出用紙には備考欄があって、
皆さん その時々の登山道の状況を記載してくれてました。
それによると、
どうやら今年の9月末に登山道の刈り払いをしたばかりだったみたいです。
それ以前のコメントには、藪に負け 途中撤退した記述も結構ありました。

危機一髪。
ぐぅっどタイミング で、藪こぎ&相方からの落雷を
回避できたみたい。
今までの山行で、祠とかあると小まめにお賽銭を入れてきたボクの信心が、
ここにきて ようやく実ってきた感じ。
                          きてるね。 きてるよ。きてる。




帰路の林道内の紅葉も わんだほー。



立ち寄り湯は、沢内銀河高原ホテル。

ボクらが着いた時に、風呂からあがる人が沢山いて、
気づいたら、
脱衣所にひとり。 洗い場にひとり。
そして、
湯船には、ボクひとり。   で、平泳ぎ。



クリックで拡大
↑  国土地理院の地図使用。
   ルートはGPSの軌跡なので誤差アリ。
   コースから外れているかもしれません。
   そのへん御了承ください。





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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
うわ、もうぼんいぢさんの方面は、すっかり落葉してるんですね〜
しっかし、いつみても、日帰りでこの展望は羨ましいです!
鳥海山に岩手山、「いつかは行ってみたい山」が見えてるし・・・
ウラヤマシー(^。^)

会長さんのザックが秋色で、いい感じでした☆
(↑そこかい?(笑))
heppoco
URL
2009/11/03 19:43
こんばんは^^
この山行ってみたくて。まだ行けてない山です
展望最高ですね
沢尻岳頂上部分の状態もわかりました♪
来年は行ってみようかな
Makinobayashi
URL
2009/11/03 20:15
知らぬが仏。。。
って事で仏さんが微笑んでくれたみたいですね。
グッドタイミングで薮こぎ回避ですものね。。。
素敵な登山道じゃないですか〜
上品な紅葉の色付きもいい感じです。
mikko
2009/11/03 21:08
heppocoさま
岩手では里の紅葉も終盤で、
気持ちを冬モードに切り替え中です。
和賀山塊は人気があまりなくてマイナーな山域なんですけど展望がバツグンでした。
鳥海山も岩手山もすばらしい山なんで是非おいでくださいませ。
ザックの色なんですけど、買う時に結構悩んだんですよ。いい感じって言ってもらえて相方も喜ぶと思います。

Makinobayashiさま
刈り払いが終わったところみたいなんで、またヤブってしまう前に是非オススメです。ボクも根菅〜高下への縦走をねらってます。

mikkoさま
想像していた以上のスバラシイ登山道でしたよ。
岩手宣伝部長として是非体験をオススメです。
山頂で逢った方の話だとゴールデンウィークあたりの残雪期も歩きやすく景色も良いとの話でした。
ぼんいぢ
2009/11/05 00:21

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